テスターを募集して完成度を高めた第三弾目が誕生!
現代アーティストとしてNYを拠点に活躍する“TOM SACHS(トム・サックス)”。2012年、インスタレーション“SPACE PROGRAM: MARS(スペース プログラム マーズ)”に合わせ、“NIKE(ナイキ)”とのコラボをスタートし、火星での着用を想定したスニーカー“MARS YARD(マーズ ヤード)”を制作した。摩耗・強度・折りたたみなど厳格な試験をクリアする素材選定で注目を集め、2017年には5年間の実地データを反映した“MARS YARD 2.0(マーズ ヤード 2.0)”をリリース。2019年には防寒仕様の“MARS YARD OVER SHOE(マーズ ヤード オーバー シュー)”へと発展した。
2020年には着用テスターを公募し、得られたフィードバックをもとに改良を進める“MARS YARD 2.5(マーズ ヤード 2.5)”計画が発表されるも、同年の従業員のハラスメント告発により“NIKE”とのパートナーシップは一時休止。しかし2025年、満を辞して“MARS YARD 3.0(マーズ ヤード 3.0)”が遂にリリースされる。最新作ではスウッシュをシルクスクリーンプリントに変更し、つま先にはTPU補強パーツを新搭載。アイステイのU字デザインを刷新し、ヒールクリップもTPU製へアップグレード。ヒールタブには角度を付けた切れ込みを入れ、屈曲性と着脱性を両立させている。ソールユニットにはカーボンファイバープレートを仕込み、アウトソールはリサイクルラバーへアップデート。
“TOM SACHS”の探究心とクラフトマンシップが結実した“MARS YARD 3.0”は、アートと機能を融合させた次世代のプロダクトとして、新たな歴史を刻む一足に仕上がっている。
海外では2025年9月にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$275。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。