都会でも映える漆黒のステルスギア仕様に!
90年代に盛り上がりを見せた"NIKE(ナイキ)"のアウトドアカテゴリー、"A.C.G.(ALL CONDITIONS GEAR/オール コンディション ギア)"。都会から森林まであらゆる環境に対応するハイスペックなデザインと個性的なスタイルで、ファッション好きをも魅了した。本作は、2002年に誕生し、その独創的なデザインと機能性でコアなファンを唸らせた"AIR PHASSAD (エア ファサード)"の復刻となる。オリジナルモデルを手掛けたのは、当時の"NIKE"デザイナー、"SCOTT PORTZLINE(スコット・ポーツライン)"。従来の重厚な防水ブーツとは一線を画す、軽快さと保護性を両立させることだった。「水の侵入を防ぎつつ、過剰に重厚な見た目にはしたくなかった」と語るポーツラインが着目したのは、なんとテントの構造だった。「テントは何もないような薄い素材で快適性を保ち、使わない時は小さく畳める。そのような建築学的ソリューションを靴のデザインに活かした」という発想が、この"AIR PHASSAD"のアイコンとも言えるデザインを生み出した。甲部分を覆う大きな面ファスナー付きシュラウド。これはテントのフラップからヒントを得たもので、泥や小石、水滴の侵入を防ぎつつ、片足ワンアクションでの着脱と確実なフィット感調整を可能にする。アッパーには通気性を確保するメッシュと、耐久性を高めるシンセティックオーバーレイを効果的に配置。トゥにはさりげなくミニスウッシュが刺繍され、ヒールには誇り高きACGロゴが鎮座する。ヒールには確かなクッション性を約束する内蔵された"AIR"クッションを搭載。アウトソールはトゥースのようなパターンが刻まれ、未舗装路や岩場でも強力なグリップ力を発揮する。トレイルからストリートまで、あらゆる地形を踏破するための機能が凝縮されている。今回は"TRIPLE BLACK(トリプルブラック)"が登場。アッパーからソール、細部のパーツに至るまで全てをブラックで統一した配色は、オリジナルの持つ機能美をより一層際立たせ、現代のゴープコアやアウトドアミックスにも完璧にフィットする。まるでステルス戦闘機のような、静かながらも圧倒的な存在感を放つ一足となっている。
海外では2025年秋にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$120。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。